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お稽古名曲あれこれ

  • 執筆者の写真: 栗原ヴァイオリン・ピアノ教室
    栗原ヴァイオリン・ピアノ教室
  • 12 分前
  • 読了時間: 2分

バイオリン教本でお馴染みのお稽古名曲、ヘンリー・エックレス(1675-1745)のソナタ。実をいうと、教本以外ではその他の作品に触れる機会がなかったのですが… Youtubeでリュート音楽の動画を次々と見ているうちに、出てきた「The mad love」。ヴァイオリン、リュート、コントラバスといった編成での演奏。ジョン・エックレス?どうやら教本のソナタの作曲家、ヘンリーのお兄さんであるらしい。弟ヘンリーはフランスで活躍していましたが、お兄さんのジョンはイギリスの劇場で大いに活躍した作曲家だったようです。


狂った恋人?という、ちょっと目をひくようなタイトルですが、「The mad Lover」という劇の付随音楽とのこと。今で言う劇伴でしょうか。終始繰り返される下降型の伴奏が物憂げで特徴的です。同じ音楽家の父のもとに生まれた兄弟でも、活躍した国の影響か、けっこう作風が違うな、という印象を受けました。シンプルな曲ですが美しく、いつまでも聴いていたくなります。(シンプルな曲ほど、キレイに聴かせるのは難しいのですが)


今回は教本のエックレス本人の曲ではありませんでしたが、兄弟

の曲に触れたことで、時代背景、同時代の他の作曲家との関連性などに改めて思いを馳せる機会となりました。


弾き始める前に作曲家や時代背景などについて調べるのも、立派な勉強になりますね!


主要教本でおなじみ エックレスのソナタ
主要教本でおなじみ エックレスのソナタ

 
 
 

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