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ヴァイオリンケースをめぐるちょっと怖い話


八月も終わりに近付きましたが、皆さまは元気にお過ごしでしょうか?

暑さや湿気、衝撃に弱いヴァイオリン、ゾッとするようなエピソードはたくさん聞きますが…今日はヴァイオリンを持って移動中の私の身に起きた怖〜いお話です。


あれは私が大学を卒業して間もないある日のこと。

私はいつものようにヴァイオリンを持って電車に乗り込みました。


昼下がりの車内にはゆったりとした空気が流れ、私はすぐに空いた席に座り、本を読み始めました。

少しして隣に年配の男性が座り、手帳に何か書いているらしき様子がぼんやりと私の目の端に映っていました。


そのうち、何気なく男性の手帳の文字が目に入り…その途端、心臓が止まるほどの衝撃を覚えました。


そこには、私の氏名、住所、電話番号が書きつけられていたのです!


あまりのことに頭が真っ白になり、心臓がバクバクして来ました。

ショックと恐怖で身体が固まり、「なんで、どうして?!」とパニック状態に。


結局、何も出来ずにいるうちに、男性は下車して行きました。


いったいどうやって私のことを… すぐに原因はわかりました。

ヴァイオリンケースに、ネームシールが貼ってあったのです。

とはいえ、テプラで作った5ミリ幅のシールです。そこにギッチリ詰め込まれた一文字はわずか2ミリ程度。読んでやるぞ!と気合を入れなければ読めない細かさです。


大切なヴァイオリンの紛失に備えた対策でしたが、この事件以降は開けてみないとわからない場所に個人情報を示すことにしています。


その後しばらくは不安な日々でしたが、随分と月日が流れた今まで、特に思い当たる出来事はありませんでした。「男性を問い詰めるべきだった、ページを破り取れば良かった‼」と今でももどかしい思いがありますが、何も無くてラッキーでした。


いったい、あの男性はどういうつもりだったのでしょうね?




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