top of page
検索
  • 栗原ヴァイオリン・ピアノ教室

ヴァイオリンの松脂、なんのため?

ヴァイオヴィオラ、チェロにコントラバス…といった弦楽器を演奏する人ならおなじみの「松脂」、どんな役割があるのでしょうか?


松脂というのは、松の木の樹液を固めたものです。スポーツではすべり止めに使われたりもしますね。


ヴァイオリンなどの弦楽器の弓には馬の尾の毛が使われていますが、そのままの状態ではツルツル滑るばかりで音は出ません。馬の毛には人間の髪の毛のようにキューティクルがたくさんあり、そこに入り込んだ松脂の粒子が弦を引っかき、振動させることで音を出しています。弾いているうちに少しずつ松脂が落ちてなくなってしまうので、二時間ほど弾いたらまた塗り直す必要があります。


弓の元付近は塗りやすいので、しっかり塗れているケースが多いのですが、真ん中から先にかけては塗りにくいため、ササ~っと往復しただけで終わり、というパターンをよく目にします。(使用頻度の高いその辺りこそしっかり付けたいのですが!)

元から先まで小刻みに均一に塗り込むのがお勧めです。ムラなく塗れているかどうか、色合いでも判断できるので、よくチェックしてみましょう。


松脂は基本的には松の樹液が原料ですが、メーカーごとに様々な工夫が凝らされています。入っているものもいろいろ。砂糖、ワイン、まさかの金粉まで…!ただ香りがいいとかキレイだから、という理由ではなく、音色や弓の吸い付き具合が変わってくるのです。奥が深い!季節ごとに塗る松脂を使い分けたり、気候に応じて数種類をブレンドしたりして使うこともあります。同じメーカーの同じ種類の松脂でも、ヴァイオリン用、ヴィオラ用、チェロ用、コントラバス用と、楽器別にベストな配合がなされています。


楽器を購入するとオマケで付いてくるものから、一万円越えの松脂まで、本当にたくさんの種類が販売されています。中には数年待ちなどという、幻の逸品も!生産国もフランス、ドイツ、イギリス、ギリシャ、オーストラリア、アメリカ、日本をはじめ、多岐にわたっています。


生徒さんの松脂を見ると、使い方も人それぞれ。同じ部分ばかり使い続けて溝ができていたり、美しく均等に減っていたり、欠けまくっていたり。落とせば簡単に割れてしまうため、電子レンジで温めて再びくっつけるのに成功した人もいます。


ごくまれに、松脂アレルギーをお持ちの方もいます。(花粉症のような症状)ヴァイオリンを弾くとくしゃみが出る、という方にはアレルゲン除去された松脂も販売されていますので、ぜひお試しください!



ヴァイオリン用松脂各種


閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page