2021年、新しい一年が始まりました。
新年の抱負を立てた!という方もいらっしゃるでしょうか。
昨年は新型コロナの影響で自宅で楽しめる趣味を始める人も多く、電子ピアノ等の楽器を購入する人が増えたという記事を目にしました。
とりあえず動画や教本を参考に練習を始めるケースも多いかと思いますが、楽器演奏を独学で身につける…ということははたして可能でしょうか?
最近話題の独学に関する本を読んでいるのですが、独学の難しさ、落とし穴が人間の本能や習性の視点から解説されていて、なるほどな〜と目からウロコでした。(そういえば私も意気込んで始めたものの、戸棚にしまい込んでしまっているものがいくつか…私だけではなかったのですね)
例えばバイオリンの独習書などを手元に練習を開始したとします。
最初は新鮮さも手伝い、サクサクと弾き進めていけるのですが、フィードバックもなく
「これで合っているのかな?」と伸び悩みを感じるうちに、ケースのフタを開けて楽器を出すのが面倒になって来ます。日々の忙しさ、他の新しいものごとへの興味など、行手を阻むものもたくさんあります。
何年もかけて学ぶことを、独習書では紙面も限られるため数ページで済ませてしまっている場合も多いです。それでついて行けてしまう人もいますが、大半の人はそこで行き詰っててしまいます。その頃にはワクワク感は薄れ、弾く頻度はどんどん間遠になっていきます。
かくしてヴァイオリンは押し入れ行き、ピアノはモノ置き場と化してしまうのです。
独学で楽器を学んでいると、あれこれと回り道したり、間違った状態のまま、長期間弾き続けてしまうこともあります。レッスンを受けると、教師が長年かけて身に着けたを知識を効率良く学ぶことができます。(貴重な時間、大切にしたいですね)
また楽器演奏を習慣づける、という効果もあります。「火曜日はヴァイオリンのレッスンの日!」と決めることで練習もするようになります。(練習できなくても最低週一回は弾く機会があります)
先生も、生徒さんの成長に合わせてレッスンの度に小さな目標を設定し、次第に大きな目標へと近づけるよう指導します。
そうした日々の積み重ねとともに、弾ける曲や音楽に関する知識も増え、音楽が生活に自然に存在するようになっていきます。
かつてお一人だけ、独学で華麗なジプシースタイルのバイオリンを身につけられた方とお会いしました。「起きてる間はずっとバイオリンのことを考えているのだろうなぁ」というバイオリン愛が伝わって来るのを感じました。なかなか真似できることではないですね。
そういう私も、今年は新しいことを始めようとウキウキしています。勢いでもう道具も揃えてしまったし!
(挫折すると恥ずかしいので何かは言わないでおきます)
ヴァイオリンやピアノ、ヴィオラを弾いてみようかな、挫折してしまったけど再チャレンジしようかな、という皆さま。今年は思い切って始めてみてみませんか? 栗原ヴァイオリン•ピアノ教室では、皆さまの音楽ライフを充実させるレッスンをご提案しております。
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