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執筆者の写真栗原ヴァイオリン・ピアノ教室

ラジオでクラシックを


普段、音楽を聴くときは、

「今度この曲を弾くから聴いておこう」

「コンクールの課題曲だから」

「好きな作曲家の曲をいろいろ聞きたい」

…という感じになり、結果としてジャンルがかなり偏ってしまいがちです。


ラジオでクラシック番組を流していると、思いもよらない名曲との出会いがあります。

中世の修道僧の曲に意外なユーモアを感じたり、名前も知らなかった近世の作曲家の交響曲にうるっとなったり。

ちょっと苦手意識を持っていて自分からはあまり近づかない作曲家の曲が意外に良かったりすることも。

「世の中にはまだまだ自分の知らない曲がたくさんあるんだな~」と改めて感じます。


最近はフィンランドの鳥の声を主役にしたオーケストラ作品を耳にしました。

環境ドキュメンタリー映画を見ているようで、目の前に鳥たちの楽園が浮かぶようでした。


ひとつ気になった曲のことを調べると、そこから芋づる式にどんどん新しい曲を知るチャンスも生まれます。


映画「フォレスト・ガンプ」に

「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないとわからない」

という名セリフがありました。

ラジオにもそんなところがあり、思いがけず一粒の美味しいチョコレートのような珠玉の一曲に巡り合えるかもしれません。


最近はインターネットで聴けるラジオのクラシック専門局もあり、海外のラジオ番組も気軽に楽しめます。それぞれの国の人気曲も、お国柄がありそうで面白いですね。


これからもラジオでの「運命の出会い」を大切にしていきたいです。







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